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キクイムシ・シバンムシ基本情報

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3.ヒラタキクイムシ

(1)ヒラタキクイムシの被害

ヒラタキクイムシの成虫は3~4mm程度の小さな甲虫です。広葉樹を食害しますが、針葉樹は食害しません。木造住宅の構造材には針葉樹が使われるため、ヒラタキクイムシが木造住宅に構造耐力上重大な損傷を与えることはありません。最近では、ホルムアルデヒドを含まないフローリング材が普及したため、床材が被害に遭うことが多くなっています。従来、日本でヒラタキクイムシは、竹材を食害する害虫でしたが、ラワン材が日本で普及し始めると、このラワン材にヒラタキクイムシの被害が多発しました。ラワン、ナラ、ケヤキ、シオジ、タブ、カバ、カシ、キリ、タケなどの樹種が被害に遭います。

木を食べるのはヒラタキクイムシの幼虫で、4~5mmのイモムシ状の形状をしています。ヒラタキクイムシは4~8月に成虫が発生し、広葉樹の導管(水を通す穴)に産卵します。孵化して木材を食べて育った幼虫は、翌年の4~8月に木材に1~2mm程度の小さな穴を開けて出てきます。これが何世代も続くと、外観は小さな穴が開いているだけなのに、木材内部はヒラタキクイムシに食われて粉になってしまいます。

↑ヒラタキクイムシの成虫

↑ヒラタキクイムシの成虫の脱出口と噴出した粉

(2)ヒラタキクイムシの発見法

ヒラタキクイムシは成虫が木材から脱出する時に1~2mm程度の穴を木材表面に開け、粉を出します。この粉は木の削りかすと糞です。この穴の大きさと粉でヒラタキクイムシであることが分かります。また、産卵を終わったヒラタキクイムシの成虫の死骸も被害発見のきっかけとなります。「穴」、「粉」、「小さな虫の死骸」を見過ごさず、直ぐに対策を始めないと被害が進行します。

↑木材から脱出したヒラタキクイムシの成虫と粉

(3)住宅のヒラタキクイムシ対策

フローリングなどに1~2mmの穴が開いて粉が出てきたら、中にまだ幼虫がいる可能性があるため、穴にキクイムシコロリを注入します。キクイムシコロリには金属製の特殊ノズルが附属していて、ヒラタキクイムシの脱出口に薬剤を注入するのに最適です。注入が終わったら、中に薬剤が充満するよう、爪楊枝を差し込んで蓋をし、2時間以上放置します。

さらに可能であれば、木材表面に白アリスーパー白アリミケブロックなどの防虫剤を塗布します。但し、人の手が触れる場所への塗布は避けてください。室内では臭気の少ないものを選んで使用してください。

ヒラタキクイムシの予防には木材表面に白アリスーパー、白アリミケブロックなどの防虫剤を塗布します。但し、駆除と同様に人の手が触れる場所への塗布は避け、室内では臭気の少ないものを選んで使用してください。

ヒラタキクイムシは木材の導管に産卵するため、塗料を塗布して導管を埋めてしまうと産卵できなくなり、新たな産卵による被害の継続を防ぐことができます。但し、既設のフローリングの裏面まで塗装することは困難です。

産卵防止には白アリスモークマンによる薫蒸も有効です。白アリスモークマンは、ヒラタキクイムシに対して忌避性があり、ヒラタキクイムシの産卵を防ぎます。

↑脱出口へのキクイムシコロリの注入

↑白アリスモークマンによる木材の薫蒸(シートで被覆して中で薫蒸)

4.シバンムシ

(1)シバンムシの被害

シバンムシはヒラタキクイムシと異なり、広葉樹、針葉樹共に食害します。木材を食害するのは、ケブカシバンムシ、オオナガシバンムシ、ジンサンシバンムシ、クロノコヒゲシバンムシ、チビキノコシバンムシなどです。

ケブカシバンムシの成虫は体長4~5mmほどの甲虫で、幼虫は4~7mmのイモムシ状です。6~8月に成虫が発生し、木材の割れ目などに産卵します。幼虫は木材を食べて成長し、成虫となって外へ出てきます。特に古材が好きで、築25年以上経った住宅が被害に遭います。古い木造建築、仏像など文化財の重大な害虫です。

↑シバンムシの成虫

↑シバンムシの幼虫

↑シバンムシに食害された木材

(2)シバンムシの発見法

シバンムシは幼虫が木材の中で育ち、成虫が穴を開けて外へ出てきます。ヒラタキクイムシと違って、外に何も出さないため、発見しにくいです。穴の大きさは3mm程です。とにかく、木材に穴が開いたら、それも複数の穴が開いたら要注意です。被害を受けた木材の中にはシバンムシの糞が詰まっていますが、両端の尖った細長い糞です。この穴の大きさと糞の形からシバンムシであることが分かります。産卵を終えたシバンムシの成虫の死骸を発見することもあります。

↑シバンムシの脱出口

↑被害材の空洞に詰まったシバンムシの糞

↑シバンムシの糞

(3)住宅のシバンムシ対策

シバンムシの脱出口にキクイムシコロリの特殊ノズルで、薬剤を注入します。さらに可能であれば、木材表面に白アリスーパー、白アリミケブロックなどの防虫剤を塗布します。但し、人の手が触れる場所への塗布は避けてください。室内では臭気の少ないものを選んで使用してください。

産卵防止には白アリスモークマンによる薫蒸も有効です。白アリスモークマンは、シバンムシに対して忌避性があり、産卵を防ぎます。

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