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2022/08/30

鹿児島で防蟻性能野外試験5年目

鹿児島吹上浜の防蟻性能野外試験


防蟻性能野外試験の5年目の経過を調査しに鹿児島県の吹上浜に面した防砂林の中にある試験地に行ってきました。

防蟻性能野外試験はJISに規定された試験方法で、イエシロアリが生息する試験地の地面にレンガを置き、その上に防蟻剤で処理した木材を置き、プラスチックの箱か植木鉢をかぶせて経過を見ます。

 

上の写真は、プラスチックの試験容器を開けたところです。下の無処理の木材はシロアリに食われてぼろぼろですが、上の防蟻剤で処理した木材は無傷です。

 

 

別の試験容器を開けると、上の無処理木材はシロアリの食害と共に、木材腐朽菌による腐朽も加わり、亀裂が生じています。下の防蟻剤で処理した木材は、無傷です。

認定取得のため必要な試験期間は2年ですが、弊社は5年後まで経過を調査します。この試験では木造建築の土台と比べると木材が地面に近く、また、多くのイエシロアリが生息している多湿な試験地で行うため、とても厳しい試験ですが、無事に5年経過後も防蟻効果が持続していることが確認できました。(善)