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季節情報
2023/09/20

明治神宮の杜がキノコの季節になりました!

明治神宮の杜

 

秋になり明治神宮の杜ではキノコがたくさん見られるようになりました。特に明治神宮御苑の小径を散策していると、多数のキノコに出会えます。

 
カワラタケ

木が腐るのは木材腐朽菌が木を食べるからで、キノコは木材腐朽菌が胞子を作るための器官です。詳しくは<木材の生物劣化基本情報>をご覧ください。

 
カワラタケ

屋外ではカワラタケがよく見られます。カワラタケは腐朽させた木材を白色に変色させる白色腐朽菌の仲間です。写真は階段の土留めですが、カワラタケが名前の通り瓦を重ねたように生えています。

 
カワラタケ

カワラタケは主に広葉樹を腐朽させるので、針葉樹で構造を作る建築物ではあまり問題になりませんが、倒木や切り株に発生し、明治神宮の杜でもよく見かけます。

 
カワラタケ

白色腐朽菌のカワラタケは、腐朽した木材を褐色に腐朽させる褐色腐朽菌のオオウズラタケと共に、JISの木材防腐性能試験に使われます。

 
カワラタケ

カワラタケの本体は綿状の菌糸ですが、繁殖のため子実体(いわゆるキノコ)を作り、この子実体が胞子を作ります。胞子は飛散して新たな木材に付着して発芽します。木材腐朽菌の胞子は空気中を漂っていますので、水と栄養(木材)があれば、どこでも発芽して木材を腐朽させます。木材が濡れないように、濡れてもすぐに乾かすよう気を付けましょう。住宅、ウッドデッキ、木製フェンス、木杭、支柱をカワラタケなどの木材腐朽菌から守る、弊社の木材防腐剤は<こちら>からご覧ください。

 
キノコ 

明治神宮の杜にはカワラタケ以外にも様々なキノコが生えています。10月にキノコのピークを迎えます。キノコ図鑑を片手に、明治神宮の杜を散策して見ませんか?(善)

オニフスベ 

キノコ 
 
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