木材防腐剤の野外杭試験、クレオトップ、水性クレオトップは6年6カ月経過で劣化なし!

試験の概要
弊社は山梨試験地で、様々な性能試験を実施しています。今回は、6年6か月経過した野外杭試験(木材防腐試験)の途中経過をご紹介します。この試験は、弊社の木材防腐剤「クレオトップ」、「水性クレオトップ」、他社製の木材防腐剤「競合品P」を塗布した杭と無処理の杭、各2本の下半分を土中に埋め、定期的に引き抜いて、木材腐朽菌やシロアリなどの害虫による被害を観察しています。各防腐剤の観察結果を報告します。
クレオトップ
クレオトップを塗った杭は2本共、全く無傷で、腐朽菌の被害も、シロアリの被害もありません。
水性クレオトップ
水性クレオトップを塗った杭も退色は見られますが、腐朽やシロアリの被害は見られません。
競合品P
一方、競合品Pを塗った杭は、1本はシロアリと腐朽によりぼろぼろになっています。
拡大すると、被害の激しさがよくわかります。下の杭もシロアリが開けた細長い穴があります。
透かして見ると、穴が貫通していて、シロアリが内部まで食べていることが分かります。
地上に出ている部分の退色も激しいです。
無処理
無処理(何も塗っていない)の杭はシロアリと腐朽の激しい被害に遭って、短くなっています。
拡大するとシロアリの食べ跡がはっきりわかります。
まとめ
弊社と競合他社の防腐剤の野外杭試験を開始して6年6か月経過し、調査したところ、弊社製の「クレオトップ」、「水性クレオトップ」は、シロアリの被害も、木材腐朽菌の被害もなく、健全だった一方、「競合品P」、「無処理」は、シロアリ、木材腐朽菌の激しい被害を受けていました。そこで、弊社の木材防腐剤は防腐、防蟻(シロアリ)効果に優れ、他社製品(競合品P)は効果が劣ることが証明されました。
クレオトップ、水性クレオトップをウッドデッキ、木製フェンス、ガーデン家具、木製プランター、杭、支柱などの防腐防虫処理にお使いいただいた場合、耐用年数の延長が期待できます。
「クレオトップ」について詳しくは<こちらから>、「水性クレオトップ」について詳しくは<こちらから>ご覧ください。
同時に山梨試験地で実施中のダブルレイヤー試験の結果については<こちらから>ご覧ください。
木材腐朽菌について詳しくは<こちらから>、シロアリについて詳しくは<こちらから>ご覧ください。(善)