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試験結果
2023/06/30

ダブルレイヤー試験 3年経過!

ダブルレイヤー試験
弊社は山梨試験地で、ダブルレイヤー試験を実施しています。
ダブルレイヤー試験はブロックの上に木材を重ねて置き、劣化度合いを見るもので、ウッドデッキなど木製外構製品に使用する木材の耐久性を評価するのに最適な試験です。
ダブルレイヤー試験について詳しくは22年11月のコラムをご覧ください。
今回は、試験開始から3年が経ち試験体を支える台が腐朽したため、交換しました。試験体の劣化状況を調査して来ましたので報告します。
ダブルレイヤー試験結果
2段重ねの下段の木材の木口部分の劣化状況です。無処理、競合品Pは木材腐朽菌の菌糸が生えて腐朽が始まっていますが、水性クレオトップ、クレオトップは健全なままです。


ダブルレイヤー試験結果
2段重ねの下段の木材の裏側です。
無処理は木口から腐朽菌が侵入して白い菌糸が生え、褐色腐朽菌特有の褐色への変色も起きています。
競合品Pも同様に木口から腐朽菌が侵入し白い菌糸が生え、ところどころに腐朽菌の子実体(キノコ)が生えています。木材内部全体に腐朽菌が広がっていることが分かります。
水性クレオトップ、クレオトップは腐朽菌の被害は全くなく、素晴らしく健全です。


ダブルレイヤー試験結果
下段の木材の側面の状況です。
無処理は白や黄色の腐朽菌の菌糸が生え、褐色への変色も見られます。
競合品Pは表面を白い菌糸が覆っています。
水性クレオトップ、クレオトップは、全く1mmも菌糸も変色もなく健全です。
木材と木材の間に水が溜まるダブルレイヤー試験は、水抜けを考慮したウッドデッキよりも、腐朽しやすく厳しい試験ですが、水性クレオトップ、クレオトップは3年間全く劣化せず、卓越した性能を確認できました。
今後も、試験経過を報告していきます。
水性クレオトプについて詳しくは<こちらから>、クレオトップは<こちらから>ご覧ください。(善)