試験結果
2023/01/30
木材防腐剤野外杭試験5年8か月経過!
山梨試験地で行っている弊社のクレオトップ、水性クレイトップと競合品Pとの比較試験の経過を調査して来ました。試験開始から5年8か月経過しています。試験地は雑草に覆われ、草刈りから始めなくてはなりません。他の試験の調査も含め、丸一日を要しました。
無処理の杭はシロアリの食害と腐朽(キノコの仲間の木材腐朽菌による食害)でぼろぼろです。
拡大すると、シロアリが木材の早材部分(春や夏に育った柔らかい部分。年輪の色の薄い部分)を食べ晩材部分(秋に育った硬い部分。年輪の色の濃い部分。)を残していることが分かります。
競合品Pはシロアリの食害で穴が開いています。特に1本の被害が大きいですが、もう1本も中が食われているため、軽くなっています。色も落ちています。
拡大するとシロアリの食害だけでなく、褐色腐朽菌(木材を腐らせ、褐色に変色させる菌)に侵された木材特有のクラックが見られます。
水性クレオトップを塗った杭は、地際部分(杭の地中に埋まっている部分と地上に出ている部分の境目)に少し色の剥げた部分がありますが、まだまだ健全です。
クレオトップを塗った杭も全く劣化が見られません。クレオトップ、水性クレオトップを塗った杭は、地中に埋めて5年8か月経過後も健全でまだまだ耐用年数が伸びそうです。一方、競合品Pはシロアリと腐朽菌によって地中部がぼろぼろになり、杭単独では立っていますが、フェンスやロープを支える耐力はなくなっています。木材の防虫防腐には、競合他社品に比べて性能が優れる、クレオトップ、水性クレオトップをお使いください。クレオトップの情報は<こちらから>、水性クレオトップの情報は<こちらから>ご覧ください。
(善)