木材防腐剤「水性クレオトップ」なら塗り替えも簡単

はじめに
5年前にGarden DIYプロデューサー ERI NAGANOさんに水性クレオトップを塗ったガーデン家具(テーブル、ベンチ、スツール)を製作していただきました。その後3年間は庭の芝生の上で使い、この2年間は工場の敷地内で使われています。メンテナンスは製作2年後に水性クレオトップで塗り替えました。さらに5年後の今年、水性クレオトップで2回目の塗り替えをしました。
塗膜を造らない水性クレオトップなら、塗り替え時に、古い塗膜を剥がす必要がなく、初めて塗った時同様、深く木に浸透します。深く浸透することにより防腐防虫効果が長続きします。
以下に今回の塗り替えの工程を説明します。
5年経ったガーデン家具の様子
これが、塗り替え前のガーデン家具(テーブル、ベンチ、スツール)です。
テーブルの天板には色が落ちているところがありますが、腐朽や虫害はありません。
テーブルの足元は、靴を載せるため、削れて色の落ちているところがありますが、腐朽や虫害はありません。
地面に接する足の裏は、土がこびりついて色が落ちていますが、5年経っても腐っていません。シロアリにも食われていません。
ベンチはスズメの憩いの場になっているため、糞がこびりついています。
汚れ落とし
先ずは、汚れを落とします。
硬めのブラシでこすって汚れを落とします。たわしでも良いです。
水性クレオトップ塗装
次に水性クレオトップを塗っていきます。木目に沿って、良く染み込ませるように塗ります。
テーブルの足の裏を塗っています。ここは、地面と接して水が溜まりやすく、木口なので木材腐朽菌やシロアリが侵入し易い場所です。そこで、念入りに塗って、良く染み込ませます。
面積が広く、平らな場所は、コテ刷毛の方が簡単に塗れます。
ベンチやスツールも同様に塗っていきます。
乾燥
1回目の塗装が終わり、2時間乾燥させます
2回目の塗装
2回目も1回目同様に、良く染み込ますように塗っていきます。2回塗ることによってさらに水性クレオトップを染み込ませ、塗り忘れやムラを防ぎます。
乾燥・完成
最後に乾かして終了です。塗り替えを定期的に行えば、腐ることも虫に食われることもなく長持ちして、大気中のCO2を減らすことができます。木はCO2を吸収して成長し、炭素として体内に固定します。この木が腐ったり虫に食われたりしない限り、元のCO2に戻ることはありません。吉田製油所の木材防腐剤で木を長持ちさせ、CO2削減に貢献しましょう。(善)