TOP > コラム > フィニッシュネイルの穴を虫の穴と間違う
対策情報
2019/08/16

フィニッシュネイルの穴を虫の穴と間違う

虫食いの穴が多数開いているという連絡をいただき、調査に伺いました。上の写真のように巾木(壁の下部)や回り縁(壁の上部)、クローゼットの棚などに多数の穴が開いています。

↑↓巾木の穴

これらの穴はフィニッシュネイルという釘の穴です。巾木や回り縁を固定するために使います。フィニッシュネイラーという機械で打ち込みます。通常の釘より頭が小さく、木の中に打ち込まれて目立たなくなります。虫の穴は円形ですが、フィニッシュネイルの穴は長方形なので区別できます。キリやマチ針を穴の中に挿入して動かすと釘に当たって金属音がします。最初は穴がなかったのに気がつくと穴だらけになっていると思うことがありますが、1つ穴を見つけると注意深く見るようになるので、以前は見えなかった穴が多数見えてきてしまうということだと思います。木材の吸放湿により穴が目立つようになることもあるかもしれません。とにかく、虫の穴ではないので安心してください。(善)
・吉田製油所HPトップページへ
・吉田製油所のフェイスブックページにいいね!をお願いします。