木材防腐剤の野外杭試験、3年経過で大きな性能差!

調査概要
山梨試験地で弊社の木材防腐剤2製品(水性クレオトップ、クレオトップ)と競合他社7製品の野外杭試験を実施しています。野外杭試験は木材防腐剤を塗布した木製杭の下半分を土に埋め、シロアリや木材腐朽菌(木材を腐らせるキノコの仲間)による被害を観察するものです。試験開始から3年が経過しましたので調査して来ました。各製品の被害状況を報告します。
競合品WC
競合品WCを塗った杭を土から引き抜いて並べたのが上の写真です。各製品を2本ずつ埋めていますが、1本はシロアリによる被害が激しく、引き抜く時に折れてしまいました。
折れた杭の断面を見ると、シロアリに食べられてバラバラになっています。
折れなかった方の杭も穴だらけになって、ヤマトシロアリが出入りしています。
下記の動画をご覧ください。
水性クレオトップ

弊社の水性クレオトップを塗った杭は全く被害がありません。
クレオトップ
弊社のクレオトップを塗った杭も全く被害がありません。
競合品AA
競合品AAを塗った杭は激しい腐朽とシロアリの被害のため、1本が折れてしまいました。
下のもう1本も地際部(地面の高さの部分)が腐朽により窪んでいます。
競合品AW
競合品AWは1本が折れてしまいました。折れた部分にはキノコ(木材腐朽菌の子実体)が生えていますので、激しく腐朽しているのがわかります。もう1本も地際部(地面の高さの部分)に亀裂が見えますので、内部では激しく腐朽していると思われます。。

競合品IS
競合品ISは上の杭に激しいシロアリの被害が見られます。
下の杭にもシロアリが穴を開けていますので、中に侵入して食べていると思われます。
競合品CP
競合品CPは、下の杭の地際部にシロアリが咬んだ跡があります。
競合品AO
競合品AOは地際部にシロアリが咬んだ跡があります。
競合品CE
競合品CEは被害がありません。
無処理
無処理(何も塗っていない杭)は上の杭にシロアリが開けた穴と蟻土(シロアリが付けた糞と土)が見えます。シロアリが内部に侵入して食べています。
まとめ
3年に及ぶ野外杭試験の結果、弊社の水性クレオトップ、クレオトップの優れた性能が証明されました。一方、競合他社の製品には無処理(何も塗っていない)よりも激しく劣化しているものがありました。弊社の水性クレオトップ、クレオトップのように、試験によって効果の確認された木材防腐剤をお使いください。この試験は今後も継続し、結果を公表して行きます。
クレオトップについて詳しくは<こちらから>、水性クレオトップについては<こちらから>ご覧ください。
(善)