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対策情報
2019/11/11

水害(床下浸水)に遭った住宅床下の防蟻・防腐・防かび・除菌処理

この度の台風による被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

台風19号(2019年10月)の影響で埼玉県浦和市にある我が家が、床下浸水の被害に遇ってしまいました。木部の吸水や湿気により腐ったり、シロアリに食べられる危険が高まるのでシロアリ予防駆除剤による床下の処理を行いました。

↓これは台風の翌日の画像ですが赤線のところまで浸水しました。当日は床上まで浸水してしまうのかと気が気ではありませんでした。

浸水翌日の午後にはある程度は引いてきましたが、水たまりができていたのでペット用のトイレシーツに染み込ませて水を取り除きました。それから3週間はサーキュレーターで床下を乾燥させました。浸水被害対策について様々な情報が錯綜していましたが、私は厚生労働省の被災した家屋の感染症対策の資料に基づき清掃後徹底的に乾燥させました。

↓床下の乾燥が確認できたのでシロアリ予防駆除剤処理の準備をします。膝あて・肘あて(床下をはい回るときに痛くならないように)、マスク(汚染された粉塵を吸わないように)、ゴーグル、手袋、不織布のつなぎ(使い捨て)、更に画像に入れ忘れましたがヘッドライト、懐中電灯が必要です。また頭を保護するのにヘルメットを着用するか帽子をかぶって下さい。薬剤は水性白アリスーパーPHIを使用しました。この薬剤はシロアリ予防駆除、木材防腐効果はもちろん、防カビ、除菌効果もあるので、浸水で汚水に漬かった木材には最適です。噴霧器は弊社オリジナル噴霧器を使用しました。


↓台所の床下収納庫を取り外すと床下に入ることができます。汚れるので周囲をブルーシート等で養生して下さい。


↓噴霧器のノズルを絞って木材が充分塗れるように噴霧して下さい。我が家は20坪の床下面積ですが薬剤は20L使いました。

↓自分が汚れないように奥から噴霧して下さい。標準使用量は1㎡にたいして300mlとなっていますがこの画像の大引きのように薬剤が滴り落ちるくらい噴霧すれば同程度の処理量となります。弊社オリジナル噴霧器はコンパクト設計なので狭くて低い床下でも使いやすかったです。噴霧器に薬剤を再充填するときは砂利やゴミがタンク内に落ちると詰まりの原因になりますので注意して下さい。使用後は中性洗剤を混ぜた水で再度噴霧してノズルを洗浄して下さい。これを怠ると次回の使用時にノズルに薬剤が詰まってしまいます。



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水性白アリスーパーPHI吉田製油所専用噴霧器